レオ澤鬼20年振りの個展『エロティコン』~@銀座モダンアート(1)

2月中旬、画家・イラストレーターとしてご活躍のレオ澤鬼先生の個展が銀座で開かれるというのを知り、これは是非とも見にいかねば、ということで馳せ参じました。
個展としてはおよそ20年振りとなる開催だそうです。
レオ澤鬼というと、点描による官能的な絵柄で新聞や雑誌など数多くの媒体でご活躍をされ、その絵を目にすれば「ああ、この絵柄、見たことある」と思い浮かぶ人も多いんじゃないでしょうか。

中でも東スポの『玉門占い』というコーナーはレオ先生の手がけたお仕事のうちでも印象深く、記憶に残っている男性諸兄もいるのではないかと思われます。

筆者もその『玉門占い』で魅了され、ファンになったひとり。
実は筆者は以前からレオ澤鬼先生とは少々交流があるのですが、そのことについては後述。
開催場所は、銀座モダンアートというギャラリー。

銀座といえばギャラリーや画廊がひしめくメッカとして昔から有名で、レオ先生も以前から年1回くらいのペースで定期的にグループ展を行っているのですが、今回の「銀座モダンアート」は銀座一丁目の一角にあるレトロなマンション。
この建物はここ数年こうしたギャラリーがテナントとして入り、さながらアートビルの様相を呈しているところ。


ビルの入口を入るとこんな感じ。さながら江戸川乱歩の小説にでも出てくるような雰囲気。

角から明智小五郎でも現れそう。
エレベーターもレトロ。


で、開催場所の「銀座モダンアート」はこのビルの6階。当然エレベーターを使うべきなんですが…

使い方がよくわからん…
うーん…
結局エレベーターで行くのは諦め、階段でギャラリーのある6階まで目指すことにしました。

会場は6畳間くらいの広さ。
元々はマンションだったというこの建物。この部屋も住居だったと思われるのだけれど、現代ならさしずめワンルームマンションくらいの間取りかなあ。とにかく小ぢんまりとしたギャラリー。
そこの壁に整然と並べられたレオ先生の妖艶な点描画の数々。
先生にもご許可をいただいたので、いくつかの展示をピックアップ。
グッズの物販もあり。


スペースが小さいぶん、アットホームな雰囲気の展示。
かといって展示内容が物足りないということもなく、個人的にはレオ澤鬼の美しい点描画の数々を生でじっくり堪能でき、満足のいくイベントでした。
この銀座モダンアート会場側の方ともお会いできたのですが、なんとここに勤める前はミニシアター系の某映画館に勤務していたとのことで、ひょんなことで映画話でも盛り上がってしまいました。
「ここからなら(京橋の)フィルムセンターも近いんで、もっと通えると思ったんですけどねー」だとか。
でも結局、フィルセンって15時と19時からしか上映しませんからね…などなど。
実を言うとこの個展の開催を知ったのはギリギリで、ようやく最終日に伺うことができたのですが、雨の空模様も伴い客足も少なく、そのぶんレオ澤鬼先生と久々にじっくりお話しをさせていただくこともできました。
イベントとしては、もっともっと多くの来客を期待したかったところだろうと思います。
場所的な問題やSNS等を利用した宣伝が行き渡らなかったためもあり、筆者としてもせっかくこうしたポータルサイトを運営しているのだからもっと手助けができたのになあ…と反省することしきりな次第。

※開催は2016年2月15日(月)〜20日(土)でした。
当初この記事ではレオ先生とのお話も掲載のつもりだったのですが、実はあまりにも記事が長くなってしまったので、分けることにしました。
ということで、レオ先生との対談の内容はまた改めて。
次回へ続きます。
[…] →【はい】 […]