【会期延長】創刊25周年!『快楽天クロニクル展』~そして次のステージへ。

成年系コミック誌の雄、快楽天の展示会『快楽天クロニクル展』が開催されたので、行ってきました。

ワニマガジン『快楽天』が創刊してちょうど25周年という節目と、コンビニでの販売が終了したことに伴い、「成年マーク」付きの完全なる18禁誌へのリニューアルということを記念しての展示のようです。
会場は、JR神田駅にほど近い小さなギャラリー。
まずは路地にある案内板を発見。



ギャラリーはこじんまりとしていたものの、歴代の表紙がずらりと並べられていてなかなかに壮観。
ここからは説明を省いて展示物の画像をおたのしみください。
割と意外だったのは、展示されている原稿はアナログ作画のものがけっこうあったこと。


まあ、こうした展示なら原画が並べられていたほうが見映えもいいのかもしれないですが、あの雑誌の主要な絵柄にしてはフルデジタルが適しているのにな…というのが印象でした。まだまだ線画まではアナログのほうが多いんですかね。
年表はエロマンガ研究家・稀見理都氏による力作。
物販用展示も充実。
タペストリー。
表紙クリアファイルなど。
物販コーナーはこんなかんじ。



こちらはtwitterでちょっと紹介してます。
ちなみに快楽天クロニクル展では物販の小冊子4冊をゲト。創刊号から2007年までの年度順にすべての号がトピックつきで整理されてる。しかもフルカラー。これ1冊300円はお値打ち。4冊買っても1200円。やすい!
できたら2008年以降から現在までも網羅してほしい… pic.twitter.com/qBnhmClOfP
— 浦嶋嶺至@充電再開99.9995% (@urashima41) August 26, 2019
快楽天はいわゆる「成年マーク」を貼らずに長くコンピニ展開をしてきたみのの、昨今の時勢によってその歴史も終わりを告げます。
展示の一角では、成年マークを付けた今後のリニューアルのコーナーも。

ただ、コンビニからは已む無く撤退を余儀なくされてしまうけれど、晴れて「成年マーク」のある雑誌としてこれまで控えていた表現も可能になれる、と前向きな姿勢も示していた展示でした。
縁がなくこれまで筆者は『快楽天』には執筆の機会がなかったのですが、
(同社の『エロトピア』には掲載経験あり)
憧れの雑誌でもありました。
…どなたかリクエストしてくれれば描けるチャンスもある…のかな?
[文:浦嶋嶺至]
9/8まで開催。9/23まで会期延長
【会場】
space caiman
東京都中央区日本橋本石町4-5-15 門倉ビルB1F